2024年4月6日、7日に開催したルービックキューブの大会 Wide Bay Cubing 2024のため、前々日の4日の夜にHervey Bay入りしました。
で、折角Hervey Bayまで来たなら行っとくべきでしょ!ってことで世界遺産でもあるK’gari(ガリ:旧フレーザー島)のOne Dayツアーを申し込んでおきました。
ということで、そのOne Dayツアーの様子をサクッとブログにまとめておきます。
世界遺産K’gari(ガリ=旧:フレーザー島)
ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されている世界で最も大きな砂の島であるK’gari(ガリ)。
ガリは私の住むブリスベンより北に約300kmのHervey Bayの東にあり、島のほぼ全域が国立公園に指定されています。
もうかれこれ20年以上前になりますが子供達が生まれるずっと前、それこそまだ妻とも結婚しておらず私がオーストラリアに来た2年目くらいに訪れたときはまだフレーザー島(Fraser Island)と呼ばれていました。
いつから名前が変わったのかなと気になりちょっと詳しく調べてみました。
2017年に島の先住民族であるバッチュラ族が島の名前を元のK’gari(ガリ=パラダイスの意味)に戻すよう働きかけ、クイーンズランド州政府がグレート・サンディ国立公園内の区域名をK’gari(ガリ)に変更。
これに続き2021年7月、第44回世界遺産委員会においてオーストラリアの要請により世界遺産の登録名を先住民バッチェラ族の言葉であるK’gari(ガリ)に変更することが決定。
同年9月にはQueensland州政府が名前の変更を発表し、2023年6月7日に公式に名称が変更されたそうです。
K’gari(ガリ)という正式名称が使われ始めたのはつい最近のことなんですね。
さてK’gari(ガリ)の見どころと言えば、浜辺に打ち上げられた難破船マヘノ号の残骸、世界で有数の透明度を誇る淡水湖のLake Mckenzie(マッケンジー湖)、ハイキングやタイヤのチューブなどの浮き輪を使って楽しめるEli Creek、そして最も純血に近いと言われているディンゴ。
アクセス
K’gari(ガリ)へのアクセスはHervey Bay(ハービー・ベイ)まで車もしくは飛行機で行き、そこからフェリーで島へ渡ります。
フェリーでのアクセスは3ヶ所ほどあると見かけましたが、今回私たちがK’gari(ガリ)へ渡ったフェリーはハービー・ベイ中心地より南東のRiver Heads(リバー・ヘッズ)より出ている航路のKingfisher Bay Ferry。
こんな感じで、車でもK’gari(ガリ)へ渡れるようなフェリーです。
One Day Tour
さて、今回私たちが予約したOne Day TourはK’gari Explorer Toursという英語のツアー。
ツアーではまずバスドライバーさんが朝宿泊先までピックアップに来てくれ、Kingfisher Bay Ferryが出ているHervey Bay中心地より少し南東のRiver Headsへ向かいます。
River Headsから島の西側K’gariまでは約40分ほどの船旅。
ここからはそれぞれ割り振られた4WDのバスに乗り込み島内のツアーが始まります。
私たちがまず向かったのは島東端のEurongという場所ですが、とにかく道路(と言っていいのか?)が悪い。
とにかく上下左右に激しく揺さぶられるので乗り物酔いする方は酔い止めの薬を飲んでおいた方が良いでしょう。
途中レインフォレストに立ち寄り島内の樹々についてドライバーさんより説明を受けたり、Creekを見て回ったりしました。
Eurongに到着するとK’gari Beach Resortという宿泊施設にてバッフェランチ。
ランチ後またバスに乗り込み今度は一路ビーチ沿いを北へK’gariの観光目玉でもある難破船マヘノ号があるHappy Valleyを目指します。
ビーチを爆走中島に生息するディンゴを見かけること数回、単体だったり親子連れだったりと約10頭ほどの個体を見ることができました。
難破船で記念撮影後は地層が剥き出しになったThe Pinnaclesという丘やEli Creek(川?)でしばし休憩/散策。
難破船マノへ号を見た後はビーチ沿いを南下しEurongへ戻り、内陸にある淡水湖Lake Mckenzie (Boorangoora、マッケンジー湖)を目指しまた悪路を戻ります。
Lake Mckenzieでは泳ぐこともできますが、時間が短かったため断念。波もなく穏やかで砂浜の砂は海水のビーチと違って粒が小さくとても滑らかでした。
Lake Mckenzieの後は本島に戻るのみ。島に入った地点K’gariより南から本島に戻るフェリーが出ているので、そこからRiver Headsへと戻ります。
そして、朝にピックアップしてくれたドライバーさんが宿泊施設まで送り届けてくれました。
おわりに
世界最大級の砂の島ということだけでもすごいのに、そこに手付かずの熱帯雨林が広がり120kmにも及ぶビーチが続いたりとQLD州ではぜひ訪れておきたい観光名所の一つ。
One Day Tourと言っても正味6時間ほどの島内ツアー、見て回るスポットでの時間も限られておりかなり駆け足でした。
時間とお金に余裕があるならば島内の宿泊施設に泊まってゆったりみて回ったり、4WDを持っていれば車と共に島へ渡ってキャンプしたりして自然を満喫するのも良いかなと思います。
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